小さな約束



芽依はすぐ見つかった。




芽依は廊下の隅で目に涙をためてしゃがんでいた。




どうしよう…。




いきおいで来てしまったけど、泣いてる人を慰めるなんて俺にはできない。




どうしよう…あっ!!




昔親父に教えてもらった男の鉄則を思い出した。




「大丈夫か??」




男の鉄則その1
『泣いてる女にはまず優しく声をかける』




「え??」




芽依はパッと顔を上げた。




その2―…




「誰??」




「は??」




芽依の口から信じられない一言が発せられた。




「俺のこと…知らねーのか??」




「うん」




俺って…影薄いのか…??