「何?新しい子??」 俺、雪村竜太(リュウタ)は目の前の光景にあ然としながら 隣にいる看護士にそう聞いた。 「そうよ。鈴宮光流(ヒカル)ちゃん。竜太くん、仲良くしてあげてね?」 「え?やだ」 即答してため息をつく。 俺は長い間この病院に入院しているがこんな元気な患者は初めてだった。 肩までの黒い髪を2つにくくり、 大きな目には涙をため、 ベットの上で暴れていた。 2人の看護士で抑えつけている。 しかも、俺の隣のベット。 なんかやだ。