小さな約束



ハァー


光流達は向こうで楽しそうに写真をパシャパシャ撮っていた。




なんで女はみんな写真がそんなに好きなんだ??




泉は昨日の疲れもあってか、ベットに座ってうとうとしていた。




俺はのんびりと窓の外の景色を見る。




太陽が晴れ渡る大空を、鳥が一匹翼を広げて横切っていく。




うらやましいなぁ、俺も外の世界に行きたいよ。




「竜太!写真撮るよ!!」




パシャッ




「お前…強引だな」




「ふふん、ありがと」




光流は得意そうに鼻で笑った。


いや、ほめてねぇし。




「光流、そろそろ行くわよ」




「あ…うん…」




光流は寂しそうに返事した。




「光流〜退院おめでとうな」


目をとろんとさせて泉が微笑んだ。




「うんっ!ありがとう!!」


「光流、行くわよ」




「はーい。…じゃあ行くね…」




光流はくるりと俺に背を向けたが、しばらくたってから振り向いた。




「竜太、話がある」




「ん??」




光流は珍しく真剣な顔をしていた。




「どうした??」




「あたし…」