次第に近付いてくる男の人の顔。 フッとこぼす笑みに手が震える。 「い……嫌です!やめて下さい!」 どうしよう… 私、このままだと…… この人にキスとかされちゃうの…!? それは…嫌だよ…。 ギュッと強く目を瞑り、顔を横に向けた。 「留羽(ルウ)、お前……翠央を襲うんじゃねぇよ。」