「退いて下さい…!」 「退かねえよ?お前から入ってきたんだから。」 だから、違います…!! 突然引っ張ったのは、あなたでしょ…!? ジタバタしながら起き上がろうと奮闘していると、その人は私の両手を掴んで、ベッドに押し付けた。 「暴れんなって。優しくするから。」 その人は、ニッと笑うと少しずつ私に顔を近付けてきた。