「俺の休息の時間に、翠央がいると楽しめそうだからな。」


休息…?


「この部屋って……先輩の休息する部屋なんですか?」


「そういうこと。まあ、知ってるのは、ごく一部の人間だけ…。だから、誰にも言うなよ?秘密の部屋なんだから…。」


人差し指を私の唇にあてて笑う先輩に、私は小さく頷いた。


まさか、学校で大きな秘密を抱えることになるとは予想もしてなかったなぁ…。

私には重い秘密だよ…。