みんなが先輩の大胆…とも言える行動に、ポカン…と口を開けて呆気にとられている中、先輩はいつものように爽やかな笑顔を見せる。 その後、私を抱っこしたまま、歩き始めて… 静かな空気に包まれる体育館をあとにした。 「せ……先輩…?」 私は声を掛けるものの、先輩は何も言わずにスタスタと歩いていく。 そして、たどり着いたのは…… 休息の部屋 …。