素顔の先輩と甘い休息


うーん…


考えたって、分からないや…。


「そうそう、翠央には話があったんだよな。」


私の顎を掴んだまま、もう片方の手を自分のブレザーのポケットに入れる先輩。

いよいよ本題ってこと!?

まさか……


知ってしまった秘密が秘密だけに、退学を持ちかけてくるんじゃ……


危険な芽は摘んでおこう的な考えだったりして…!



卒業まで、まだ2年くらいあるのに、退学は嫌だよ…。