「今日の説得タイムは終了しておくね。私、部活行く時間になっちゃったから…。」


智依は少し肩を落としながら、カバンを持つと“じゃあね”と手を振って教室を出て行った。



恋…かぁ…。


“しようよ”って誘われたところで、どうしようもないし…。


第一、“恋愛”ってよく分からないもんなぁ…。


教室を出て、昇降口へと歩いていると…




“コンッ…”