素顔の先輩と甘い休息


今度入ってきたのは、グレーのスーツを着た紳士な男性。


あれ??
でもこの人…見覚えがあるなあ…。


えーっと誰だったかな…?

「お嬢さん、私の顔に何かついてますか…?」


ニコッと笑顔で返されて、私は、ジッと男性を見ていたことに気付く。


「すいませんっ!!どこかで、お会いしたことがあるような気がしたものですから……」


慌てて謝っても遅いよね…。
もう……
私、かなり失礼な人じゃん…。