私は抱っこされたまま後部座席へ先輩と一緒に乗り込む。 え…… 抱っこされたまま…? ひゃあぁーっ!! 私、まだ先輩に抱っこされたままじゃん! ジタバタし始める私の耳元に先輩は顔を近付ける。 「俺の部屋まで、このまま運んでやるから、大人しくしてろよ…。」 ドキッ… 突然、甘い声で囁かれて心拍数が急激に上昇していく。