「大丈夫…か…?」 先輩、すごく息がきれてる…。 もしかして…ずっと探してくれてたの…? 先輩の顔を見上げようとした時、雷がピカッと光り、私は先輩の胸に顔を埋めた。 「翠央……、雷…怖いのか…?」 先輩に聞かれて、コクッと小さく頷いた。 雷が怖いなんて、先輩にからかわれるかな…? こんなに怖がってるところ、先輩に見られるなんて恥ずかしいよぉ…。