素顔の先輩と甘い休息


怖さで動けないまま、教壇の下でうずくまっていると……


“ゴロッ”


雷の音に“キャッ!”と、またも声が出てしまう。


そんな、ギュッと耳を強く塞いでいる私に、懐中電灯の光が当てられた。





「翠央…?」