「な〜んかギスギスしてる二人を見てると、調子狂っちゃうな〜!色々と原因はあるんだろうけど、早くいつもの二人に戻れるといいね。」



智依には、“うん…”って返事はしたけど…


前みたいに、暁と笑って話せる日って来るのかな…?

あの日見せていた暁の寂しそうな顔は、ずっと頭に焼き付いてる。


ずっと暁は私のことを好きでいてくれてたのに…
私が暁のその想いを知ったのは、告白されたあの日…。



暁の言うとおり…
私、鈍いにも程があるよね…。