「翠央は返してもらうよ。」


気付けば、先輩の顔が近くにあって……


私…
先輩に抱きかかえられてる!?


そう…
何故か私は先輩にお姫様抱っこをされていた。


暁は、立ったまま先輩を睨んでいる。


私は何が起こったのか、一瞬過ぎてよく分からなかった。