「ごめんなさい…。私…先輩の彼女には…なれません…。先輩のことが好きな女の子が彼女になった方がいいと思います……。」


私は、先輩のこと…
カッコいいとは思うけど、“好き”ってわけじゃないから…。


「俺のこと…嫌い?」


え…?


今度は違う質問…!?


嫌いかって聞かれると…
そこまでじゃないような…。


私は首を左右に振ると、先輩の口元が緩み、ニヤリと笑みを浮かべた。