Anniversary


 あまり気にもせずに、私は再びゴロンと横になったのだが、

 10分、20分経過しても、ミカコは一向に戻ってくる気配が無い。

「どうしたんだろう……?」

 少し心配になって、私もモゾモゾと起き出した。

 学校指定の体操着とブルマで寝ていた私は、とりあえずジャージの上着だけを羽織って、保健室から外に出る。

 ――つーか、夜中の学校の廊下って……どうして、こんなにブキミなのかしら……!!

 それでも、ひょっとしたらミカコがトイレで倒れているかもしれない…! と思い、

 廊下以上にブキミこの上ないトイレへと、足を運ぶ。

 しかし、ミカコはトイレにも居なかった。

 トイレも、廊下も、どこもかしこも真っ暗な校舎は……私をムズムズと落ち着かない気分にさせる。

「もーミカコったら、ドコに居るのよーっ……!!」

 泣きそうになりつつも、とりあえず心当たりの場所を探すことにした。

(えーと、でも、“心当たり”って言っても……今日2人で行ったのは、部室と地学室と屋上くらいしか……)

 地学室なんて…いま男子部員がザコ寝してるよーなトコに、ミカコが行くハズは無いだろーし。

 その並びに在る部室だって同じだろう。

(じゃあ、屋上……?)

 夜風に当たりに行ってでもいるのだろうか?

 それ以前に、こんな夜中に、屋上のドアって開いてるのかな……?

 半信半疑で階段を昇っていくと……半開きになっている、屋上へのドア。

(誰か、居る……?)

「ミカコ……?」

 小さく呼びかけながら、ゆっくりと、それを押し開く。