「これは立派に、写真部に対する脅迫および恐喝だわ! ――この件は生徒会で諮った上、当該者すべてに然るべき処分を検討させて頂きます!」
…やっぱ、そうくるか。
ま、彼女なら言うだろうなーとは、思っていたけど。
だからこそ、この場に梨田サンも残しておいたワケだしな。
「それに天文部もよ! …部員がここまで関与している以上、タダでは済まないと思っておいてちょうだい!」
…それも当然だろう。
常勤か幽霊かの差はあれど、“犯人”が皆して天文部所属、だもんなー。
しかも部員だけでなく顧問まで。
「――でも梨田さん?」
周囲ぐるりから感じられる、“よりにもよって何で梨田の前で言うんだよそんなこと!”とでも言いたげなウラミがましい視線を受け止めつつ……しかし、あくまでも穏やかに、そしてニコヤカに、俺は告げる。
「天文部が処分されるなら、生徒会も同様だろ? だって考えてもみろよ。全員が天文部員であると同時に……でも、その半数以上が生徒会の人間でもあるんだぜ? しかも現役副会長1人、ヒラの執行部員…とはいえ昨年度の役員が3人」
これは重大な不祥事だよなあ? と呟くように告げてみた途端、キッとした視線で「それも“脅し”ですか?」と返される。
――ハイ、よくできました。

