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「…ったく、アソコであんな問題が出されるとは計算外だったゼ」
あんなもんクイズじゃねえっ!!
とブチブチ愚痴りながら、俺の前で坂本がサンドイッチにかぶりついた。
「そうそう」と、同様にならんだ葛城&田所も愚痴る。
やっぱりサンドイッチやらオニギリやら摘まみながら。
「くっそう…!! あれさえ無きゃ、俺たちの優勝が決まってたのに……!!」
「後からマジで梨田っちに地獄を見せられると思うと……生きた心地もしねえよな……」
――だったら、しおらしく食欲とか失くしてみやがれ。
「てゆーかテメエら、もう昼休みにシッカリ弁当、食ったんじゃねえのか……?」
言った途端、「肉体疲労の後の栄養補給!」と即座に返ってくる3声ユニゾン。
――ふざけんなっっ……!!
「既に昼メシ食い終わってるヤツに、コレを食う資格は無いっ!! つーか俺らの取り分が減るだろがバカモン!!」
「まあまあ、そんな些細なことは気にせずに」
「気になるわ、この3バカどもがーッッ!!」
―――再び救護テント内。
昼休みに昼食を食いっぱぐれていた俺たちC組応援団員は。
…そしてプラス小泉も。
例の競技でバトンになる都合上、ヘタに重くなっちゃマズいと思って昼食は後回しにしていてくれたのだそうだ。
よって当の《部活動対抗障害物レース》を終えて一段落ついたトコロで俺たちは全員、「桃花と一緒に皆の分も作ってきたから、一緒にお昼たべましょ?」という高階の言葉に従って、そのままココ救護テントまで移動してき、碓氷センセーのカオにモノを言わせて場所を占領すると、屋根の下で弁当を広げて遅いランチタイムに突入していたワケだった。
そこでハイエナのよーにメシの話題を嗅ぎ付けた《三連山》の面々までくっついてきたのは……計算外だったが。

