ウチの“次の走者”は……アンカー・三樹本。
抱え上げていた小泉を、俺はそのままヤツの差し出した両手の上に落っことす。
「後は任せたぞ三樹本!」
「了解っ! ――落ちるなよ桃花!」
「は…はいッッ……!!」
そしてクルリと回れ右。
走り出したのは、隣の坂本と同時だった。
それにしても……それが幾ら“小泉を地面に落とさないような受け渡し方法”を追究した結果、であったとしても……。
奇しくも小泉を、所謂“お姫サマ抱っこ”で運んでいる三樹本って……それが三樹本だからこそ、なんだかやっぱり、そこに作為的なモノを感じてしまって……微笑ましいハズであるのに、あまりにも微笑ましく笑えないこと、この上もないのだが。
『さーて、3位以降を大きく引き離してます、サスガ優勝候補である生徒会、そして天文部チーム! 1位2位横並びで独占し、そのまま最終関門へと突入ですっっ!!』
《部活動対抗障害物リレー》、第5にして最終関門は。―――その名もズバリ、“ウルトラクイズ”!
…まあ所謂、フツーにクイズ問題が係の口から出題される、というだけのモノでしかない。
よって、それに答えることが、この関門での“クリア”となる。
しかし、そのクイズの出題というのが、これまたクセモノであったりして。

