Anniversary


『ぅをっと、今度は往年の名曲が飛び出しました、昭和の歌姫が偲ばれます! そうまでして答えたくないか梨田女史ーっっ!! ――ところでいー加減、いくら通称とはいえ、正しいワタクシたちの名称を呼んで頂きたいものでございます! 改めてもう一度、申し上げておきましょう! ワタクシども、誰が呼んだが「放送部の《Kinki Kids》」は、決して間違っても《浅草キッド》でも《東京キッド》でも、御座いませんっ!』

『――ああーらゴメンナサイ、《“変態”Kids》さん?』

『うぉっとう!! 今度は“Kinki”を和訳されてしまいましたー!! あくまでもワタクシどもを《Kinki Kids》と認めてくれたくはない模様!! それとも、あくまでもコメントしたくない照れ隠しなのか!? …もーこの際、《関西ボーヤ》あたりで妥協しまして、諦めて次いってみましょうかツヨシくーん!?』

『じゃあ、そおんな梨田女史に代わって、吉原部長にズバリお伺いいたしましょう! ――お2人は、どうして別れちゃったんですか?』

「…“どっかの誰か”に、ことごとく付き合いをジャマされたので」

 何を隠そう……そのジャマしてくれやがった『どっかの誰か』ども張本人は、今この場所で何食わぬカオですぐ隣に立っている、

 ――つまり例によって《三連山》の面々、なのである。

 おかげで、“モトカレ”“モトカノ”とは言いつつ、ホトンド付き合いらしい付き合いをしないままで終わってしまうことになったのだ俺たちは。

 まあ…そうだな、面倒くさいし、詳しいことについてはココでは語らないでおくけれども……よって俺は、白い目を向けつつ「詳しくはそこの3人に聞いてください」と、そう話をヤツらに振って、ここいらで返答を放棄することにした。

 そしたら即座にマイクが3人を追いかけて俺のもとから去っていってくれたが……その場から即3人が逃げ出しやがったことにまで、俺が責任を問われる必要も無い。

「うし、じゃあ周りも静かになったことだし、時間のあるうちに打ち合わせ……」

 それを言いかけながら、ようやく改めて、ウチチームの面々に向き直ってみたところ……、