Anniversary


「じゃあオマエも、ひょっとして次のレース、出るのかっっ……!?」


「ふははははははははっ! ――ウチの可愛いバトン嬢に何か用かね? 平良くん!」


 そして同時に……突如として真横から響いてきた、不愉快な含み笑いと、その言葉。

 もはや振り返るのも面倒くさい。

「…出たな、3バカ」

 そんな俺の予想に違わず……振り返ったそこに並んでいたのは、例によって《三連山》の坂本・葛城・田所の面々。

「よお平良! 応援合戦、ご苦労だったな! お疲れさーんっ!」

「俺たちもC組の一員として鼻が高い。素晴らしい応援っぷりだったよ。サスガだ平良!」

「しかし! …とはいえ運命の女神は皮肉にも、チームメイトで、かつ友人でもある、深い絆で結ばれている同朋の俺たちを引き離し、よりにもよって敵対する宿命を与えてしまったのである!」

「ぅああ、なんということだろうか! たとえ運命とはいえ……恨まないでおくれ、これもまた俺たちに与えられた、いわば試練っ……!」

「―――だから何が言いたいキサマら……」

 そこでナゼ芝居調になって言う必要があるのか、そのことからして全くもって意味不明なのだが……俺がウンザリして口を挟んだ途端、3人揃ってビシッとポーズを決めたかと思うと、

「つまり結論!」と、キッパリはっきり、言い切ってくれやがった。


「この勝負に関して!」

「俺たちは“生徒会代表”として!」

「決して負けるワケにはいかないのだ!!」


 ――つまり“宣戦布告”、と……だったら最初からそう言えよ回りくどい。