「コラコラ、ミカコ~? お世辞も言い過ぎると、この単純バカ、付け上がっちゃうわよー?」
「ううん、お世辞だなんて…そんなことないわよ? 本当に、先輩たちに負けず劣らず、早乙女くんも副団長としてスゴク活躍していたと思うし」
「ありがとう高階っ!! そこのバカチビと違って、俺のことを本当に解ってくれるのは君だけだ!!」
「…イエそんな大袈裟な。誰が見ても当然のことを言っただけだもの」
――高階、君は何て罪作り。
と思うのは、きっと俺だけでは無いだろう。
そこで案の定、「なによ『バカチビ』って!? アタシのことッ!?」と即座に食ってかかって噛み付こうとした小泉の言葉は……アッサリと三樹本により、口を「もがっ…!?」という言葉にもならない呻きと共に塞がれて、阻止されてしまう。
「まあまあ、ここは早乙女っちに花を持たせてやりーや桃花。せっかくC組を代表して身体を張ってまで頑張ってくれたんやから」
…サスガ三樹本、よーく分かっていらっしゃる。
(だって、もうそろそろ、このへんで来るハズ、なんだもんなー……?)
ここで三樹本いわく『花を持たせて』でもあげとかないと……マジでホントに冗談では無く、そろそろ“いつものパターン”に差し掛かる頃合だし。
こうやって早乙女と高階が、何だかんだとイイ雰囲気になっているトコロで必ず……、
「――なーに手ェ取り合って見つめ合ってやがるんだ、テメエら?」
(こーやってジャマが入ることになってんだよねー碓氷センセーの……)
しかも毎回毎回、出てくるタイミングをキッチリ計ったように現れて下さるし。
これは降って湧く登場の仕方を既にチャッカリ心得ているとしか思えない。
…どこぞの忍者ですかアナタは?

