確かに三樹本の言う通り。
そもそも俺たち応援団員は、“C組を代表して応援合戦に出場するメンバー”というだけであって、“応援”そのものは、やっぱり“C組連合”というチームぐるみで皆が一丸となってやらなければいけないものである、と考えているから。
よって俺たちC組応援団の応援合戦の演出の中には、応援席からの参加も含まれていた。
…とはいえ、声を出してもらうことと応援道具でもある黄色いポンポンを振ってもらうこと、くらいのササヤカなものでしかないが。
それでもタイミングを合わせてもらわないことには“参加”と呼べるイミは無く、タイミングを合わせてもらって初めて“演出”と呼べるべきものにもなる、というものでもあり。
しかしその点については、三樹本の言葉通り、事前に俺が説明して軽く打ち合わせただけにしてはバッチリな出来栄えを、それこそC組生徒一丸となって、披露してくれたんじゃないかと思う。
振りを合わせながら応援席の様子が見え、ここまでキレイに揃うと壮観だよな、と……本番中、動きながら内心“これで1位は貰った!”と1人ニンマリしていたような記憶もある。
「でもー……これでまた、みっきー先輩のファンが増えちゃうなー、と思うとー……ちょっぴりフクザツー、ってゆーかぁ……」
そして、三樹本の前で今度はクネクネとオトメゴコロで葛藤し出した小泉を、少し離れたトコロから白い目で見つめつつ早乙女が小さく「けっ、バカじゃねーの」と呟くと……同時、それを耳ざとく聞き止めた小泉がキッとした視線を上げてヤツの方に向き直るや否や、即座にニヤリとした笑みを浮かべて……、
「ああ、そういえばアンタを『カッコイイ』って言ってるモノズキなオンナノコも居たわね! やっぱ応援合戦の効果ってスゴイわねー? こんなアンタでも、そーやって学ラン着てるだけで『早乙女くんって、あんなにカッコ良かったっけ!?』なーんて、それなりに良く見えちゃうんだからーっ!」
――強烈なイヤミ攻撃、炸裂☆

