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「ところで……あの“指令”見てオマエ、真っ先に“連れて行こう!”って思い浮かんだのが、碓氷センセーだったのか……?」
後日、そんな俺のソボクな疑問に……「ううん」と、軽くアッサリ小泉は答えて下さった。
「あんな“指令”に当っちゃったモンだから誰を連れていけばわからなくって、…そんな深いこと話すようなオトコノコの友達とかもいないしさー」
「…三樹本でも連れて行こうってのは、考えなかったんか? 仮にも自分の“カレシ”じゃんか」
「えっっ……!?」
言ってみた途端、ボッと火が点いたように小泉の頬が赤く染まった。
「い…いやあの、みっきー先輩は……だから、その、あまり、そういうこと知りたくないっていうか、ああいう場面でそういうこと聞かされたくなかったっていうか、つまり何ていうかっっ……!!」
――分かった。…よーするにコイツら、“まだ”、なんだな?
そら、“カノジョ”としては、あんなトコロに連れてなんかいきたくはないだろうさ。
その気持ちは分かる、とはいえ……そこまで真っ赤になってシドロモドロに言われてしまうと……分かりやす過ぎて、少し哀れ。
――てゆーか、先は長そうだがガンバレ三樹本。
加えて、「けど決して“知りたくない”ということでもなくっ、知りたいと云えば知りたいんだけど、でもっっ…!!」などと、なおもそんなことを続けられても……ワカリマセン、オトコの俺には、そんなフクザツなオトメゴコロなんて。
…もう腹一杯です。ノーサンキューです。
…てなワケで、「じゃあ何で真っ直ぐ救護テントまで来たんだよ?」と言葉を挟み、逸れまくった話の方向性を元に戻してみることにする。

