もはや反論の言葉すら失くした碓氷センセーに……被せるように続けて投げられる、ダメ押しの言葉。
『ここはチーム勝利のためですし。…だから諦めてチャッチャと話しちゃってください?』
『…………』
―――受難の碓氷センセーに幸あれ。
続けられた放送係の『まず、“脱★チェリー君”したのは、何歳の時ですかっ?』との質問に、怒りを噛み殺した声でシブシブながらも『えー…確か、高校生の頃だったかと…』とリチギに答えているセンセーを眺めつつ……この模様をドコかでシッカリ聞いているだろうハズの高階へのフォロー――というよりイイワケか?――が、後からモノスゴク大変だろうなーと……思わずタメ息を吐いてしまった。
その分、間違いなくココでヘタバっている3人への…あと小泉にも、確実にもたらされるであろうセンセーからの報復が、モノスゴク陰惨なものになるだろうことは……やはり想像に難くない。
…ご愁傷サマ。
そうコッソリと、グラウンドへ向けて合掌してしまった俺の背中に向かい……そこで、「そういえば、今、気付いたんやけど…」と、おそるおそるといった様子で、おもむろに三樹本が声を投げかけてきた。
「この桃花の活躍で……ウチらC組って、ほぼ1位になること確定やねんな?」
「まあ、そうだな。この2位以降で今の点数以上の高得点が出たら分からんが、…まず無いだろうしな。――それがどうした?」
「先輩……この後の応援合戦の順番って、確か……」
「応援合戦……?」
――そこで俺らC組応援団幹部3人、顔を見合わせ揃ってハタと硬直する。
「そういえば応援合戦の順番って……チーム順位の順、でしたっけ……?」
早乙女のその言葉で……やっぱり揃って、顔からサアッと血の気が引いた。
「てーことは、俺たちって……」
「この後、初っ端から演目披露するようなハメになる、ってコトじゃあ……?」

