Anniversary


【3.中盤戦】


「…つーワケで、これはもう“拉致監禁”しか無いと思うのだ!」


 どう思うよ平良?

 ――と、唐突にもホドがあるってくらいに突然イキナリそんなことを問いかけられても……俺は目を丸く瞠っては何も言えずに座ってた椅子からズリ落ちるくらいしか、出来ないではないか。

 朝、会うなり開口一番の挨拶がサワヤカにソレかよ……!!

 一応、良識ある高校生として、「とりあえず法に触れることだけは止(や)めておけー?」と、止めるだけは止めておく。

 ――つーか、そもそも何の話だ一体?

「…まあ、黙って見ていろ平良」

「天文部の平穏は、俺たちが守る!」

 そうしてフフフフフ…とブキミに笑って去ってゆくヤツら3人の耳には……「じゃあ今すぐ天文部から出ていけオマエら」という唖然とした俺の心底イヤそげな呟きなど、都合よく聞こえていないに違いなかった―――。