Anniversary


「―――ココでなァにをしてたのかしらァ、あなたたちィ……?」


 一瞬にして、その場の空気がピッキリと凍り付く。

 言わずと知れた……そこにジャージ姿で両手を腰に屹立していたのは……、

 ――生徒会唯一にして最後の良識、会計の梨田女史。

「や…やあ梨田サンっ……!」

「ごごご、ご機嫌よう梨田クンっ……!」

「リレーの練習は、どうだった……?」

「…………」

 たどたどしくソコで挨拶を投げかけた面々を、ふいに無言のままニーッコリとした笑みで、睨み付けて。

 …そしてスゥと、おもむろに息を吸い込む。


 ―――即行、俺が耳を塞いで蹲ったことは……言うまでもない。