秘密な契約と掟破りな愛


何か落ち着かない…。こういうお店には慣れてないからかな。静かな店内ってだけで妙に緊張する。



ってゆうより…そもそも関係を持ってる男と食事をする事すらあまりないのに…。こんな時何を話したらいいのかわからないじゃない…。



「フッ。緊張してんのか。えらく大人しいな」


「ち、違うわよ。何を話したらいいのか…わからないだけ」



男は私の内心を見抜いたかの様に悪戯な笑みを浮かべて私を見つめる。私は咄嗟に視線を反らして外の景色を眺めた。