「じゃぁ私はこれで…失礼します」 その女性は頭を軽く下げると私をチラッと見て自分の部屋へと向かって行った。重苦しい雰囲気の中調度もう一つのエレベーターに乗り込み五階のボタンを押した。 「さっきの彼女…あなたの事が好きなのね。付き合ってるの?」 「だろうな。嫌…女はいない」 「特定の女がいないってだけでしょ?」 「フッ。まあな」 何となくそんな感じがしたわ。彼には何か…同じものを感じるもの。