秘密な契約と掟破りな愛


「応急手当て程度な事しか出来ないけど…部屋へ来てくれる?消毒しなきゃ」


「嫌…いい」


「そう言うと思ったわ。二の腕なんだから自分じゃ出来ないでしょ?それにズキズキ痛むんじゃない?」


「これぐらい大丈夫だって言ってんだろ」



本当頭の硬い男ねえ。遠慮してるのか、それとも女の部屋に上がりたくないのか……どっちにしろ手当てはしなきゃ。



私は男の右サイドへと視線を向けた。ドリンクホルダーに携帯電話を立てていて、私はそれに手を伸ばして取るとそそくさと車から降りた。