秘密な契約と掟破りな愛


…やっぱり助けに来てくれた。


私…信じててよかった…。



「男の子は…大丈夫…?」


「…ああ。無事だ」



慎矢さんは強く私を抱きしめたまま離そうとしない。



少しだけ……今だけ……こうしてて…。



例え愛情はなくとも……私…幸せだわ。



ほっとしたせいか…頭がぼ〜っとする…。



段々意識が遠退いて行く…。



あなたの胸は……今でも落ちつく……。