「こんな時間に一人で何してんだ。この前の事懲りてないのか…」
「家が直ぐそこだから運動がてら歩こうと思って…そしたら後ろから…」
「こんな時間に一人で歩いてるお前が悪い。女だって事自覚したらどうだ」
「じ、自覚してるわよ。たまたま運が悪かっただけよ。余計なお世話だわ」
「…可愛くない女……まあ、どうでもいいけど、送るから乗れ」
「可愛くなくて結構です。いいわよ、もうすぐそこだし歩いて帰……きゃっ?!」
相変わらずズケズケと物を言うデリカシーのない男ね。男の車の横を通り過ぎ様とした時グイッと腕を掴まれ助手席へと乗せられた。

