秘密な契約と掟破りな愛


どれぐらい車に乗っていたんだろうか…。私達は山道を抜けると別荘みたいなペンションの中へ入れられた。



腕がズキズキと痛む。銃弾が掠ったのか、貫通したのかわからない…。ただわかるのは…血が出ていて負傷してると言う事だけ…。



「ヒクッ…っ……ママ……ママ……」



男の子は震える様に泣いている。まだ…小さいものね……わけがわからないわよね…。