「……悪い。…先約がある」 本当は嘘なんだけどな…断る理由が…こんな事しか思いつかねぇんだ。 『……そっか。急に…ごめんなさい…』 明らかに声のトーンが低いお前…。また今日も来てくれたのに…悪いな…。 俺は部屋を出て朱里の姿を上から見下ろした。お前は携帯片手に突っ立ってた…。