秘密な契約と掟破りな愛


「……どうしても話しがしたくて」



ほら見ろ…。口元から白い息出てんだろが。女なのに何してんだ…風邪引いたらどうすんだ。



本来なら…話す事など何もないが…寒い中待ってたんだ。そのまま帰す訳にはいかない…。



玄関のドアを開き、中へ入りコーヒーでも出してやろうと思ってたが朱里が部屋へ上がる気配がしない…。



お前の話しの内容が…何となくわかったかもしれない…。