奴等を引きずりパトカーへ突き飛ばし辺りをチラッと見渡した時…ドクンと心臓が強く脈打った。 朱里……お前が居たから………。 さっきのも…幻覚を見た訳じゃなく…お前だったんだな。 お前は…肩を震わせながら泣いていた。俺達の事を思ってなのか……それとも……過去を思い出してか……。 お前にしかわからない事だな…。 ただ言える事は……。 お前の泣き顔を見て…胸が痛んだ。 やっぱりお前には…俺は向いていない…。