そう思うと…胸が締め付けられる思いになった…。慎矢さんは…自分を責めてる…? 私にはそう思えた…。 「……慎矢さん」 私は慎矢さんへ近付くと鞄を手から無造作に離してギュッと抱き着いた。 「……どう言う風の吹き回しだ…」 決して抱きしめ返そうとはしてくれないけど、私はギュッと力を込めて抱き着く。 「…どんな事を聞いても……私は、慎矢さんが好き。何一つと…変わらない」 私…少しでも、あなたの力になりたいわ。やっぱり…傍に居たい。