目が覚めると朱里はぐっすりと眠っている。その寝顔はまさに…天使だな。 朱里を起こさない様に起き上がりシャワーを浴びて仕事へ行く準備を進める。 「…いって来るな」 用意を済ませると寝ている朱里に、そっとキスをして部屋を後にした。 今の関係が調度いい。お前の気持ちには…薄々気付いてんだ…本当はな。 昨日の情事で確信した。 お前の心だけじゃなく、俺の心も…お前にあるって事も…確信した。