秘密な契約と掟破りな愛


「…今夜は帰って来るのか?」


「…ええ。もう…家に着くわ。車で送って貰うから……大丈夫だから…」



何か変だな。話し方がおかしい。まさか…一人で居るんじゃねぇだろな…。



アイツの事だから…有り得なくもない。



まあ…でも、本人が大丈夫って言うなら…余計な事はしないのがいいか…。



「そうか。わかった」



携帯を切ると俺は部屋の玄関の前へ出て、ロビーの入口を見下ろした。