確かに今までは振りだけだったけど………やっぱり振りだけって事見抜かれてた…? 「……あの、私寝るわ」 バスタオルで髪を拭きながら自室へ戻ろうとした時、不意に腕を掴まれソファへと引き寄せられた。 「きゃっ……し、慎矢さん?」 引き寄せられた反動でボスッと慎矢さんの胸へ突進してしまい顔を上げると、唇と唇が触れ合う。 突然の事に驚き目をパチパチとさせていると、キスは段々と激しさを増す。