本当は今すぐにでも出たい。 あなたの声が聞きたい。 たった一言でいいから…。 聞きたい…。 「あれ?朱里じゃん」 携帯を鞄へとなおした矢先、道路へ横付けした車から聞き慣れた声がする。 車の方へと視線を向けると、そこには、もう二年も関係を続けている祐輔の姿があった…。