秘密な契約と掟破りな愛


「…ねぇ君一人?こんな所で寒いでしょ?温まりに行かない?」



一人のチャラチャラした男が声を掛けて来た。茶髪の髪にピアスを沢山付けてる男…。



男は馴れ馴れしく私の腰へと腕を回して、いかにももうホテルへ行きます的な態度を取る。



「ごめんなさい…待ち合わせしてるの」



今までの私なら、どんな男であろうがルックスがまあまあなら一夜限りな事を前提で誘いに乗っていた…。



だけど、今は全く乗る気にはなれない。寧ろ…うっとおしいって思う自分が居る…。