静まり帰る部屋には重たい空気が流れる。私は慎矢さんから身体を離しその場に立ち尽くした。 元々、私達はこういう関係だった。今までの私なら…きっと何を言われても平気だったと思う。 だけど…今の私には…凄く苦しい。私が…あなたへの気持ちを持ってしまったから…好きになってしまったから…。 ―――♪♪〜♪〜♪♪――― 重い空気の中、慎矢さんの携帯が鳴りポケットから取り出すとその場で携帯に出た。