秘密な契約と掟破りな愛


この香りは…………慎矢さんの香水の香りじゃない…。



女の…残り香……?





慎矢さん……さっきまで…女と一緒だったって事…?



一気に私の心拍数が上昇する。その胸の音は耳の傍で聞こえる様な程の速さだった…。





今に始まった事じゃないじゃない…。最初から…わかっていた事。



なのに……出会った時に比べて胸が苦しいのは………やっぱり…あなたが…好きだから……。