秘密な契約と掟破りな愛


「………気が向いたらな」



男は私の両脇へ手を伸ばすと軽々しく持ち上げてトサッとソファへ座らて、立ち上がりシャワーして来るとリビングを後にした。



その姿をじっと見届ける事しか出来ず。……気が向いたらって何?普通喜んで飛び付いて来る所じゃないの?!何か…本当変わった男…。



もしかして…女に興味ないとか?…そんな訳ないわよね。彼程の男を女が放っておく筈がないもの。女の扱いも慣れてそうな感じがするし。