秘密な契約と掟破りな愛


「…ねぇ、いい事しない?」


「……ストレートな奴だな」


「遠回しに言ったって仕方ないでしょ?今夜限りだけの事なんだし…私、したいわ」



ソファで座っている男の太腿へ手を乗せてゆっくり顔を近付けて行く。相変わらず顔色一つ変えないで冷たい目で私を見る男…。



ますますこの男が欲しくなる。彼なら一夜限りだと割り切ってくれる筈。後腐れなくいい事が出来る気がするわ。