結局縫わずに済み医療テープで傷口を止めて、もし塞がらなかったら縫う事になった。 「えらく早いな。縫わずに済んだのか?」 「ええ。傷口が塞がらなかったら縫うって言ってたわ…」 「そうか。帰るぞ」 会計を済ませて病院を後にする。 「さっきの病院は職場と関係あるの?さっきの電話…顔パスみたいな感じだったから…」 「ああ。何かあった時世話んなる病院だ」 「…そうだったの」 気が付くと夜の10時を回ったとこだった。私、彼に迷惑をかけてばかりね…。