秘密な契約と掟破りな愛


「いつまでそうやってる。着いたぞ」


「あ…ごめんなさい」



車へ着くと助手席のドアを開けて私をシートへ座らせて運転席へ座り車を発進させる彼。



あら?車の向かってる方向が家とは反対方向だけど…何処へ行くの?彼へ問い掛け様としたら彼は携帯電話で何処かへ電話していた。



「俺だ。今から救急で診て欲しい奴がいる。ああ。切り傷だからたいした事はない。…悪いな」



電話を終えると携帯電話を戻す彼。



「何処へ行くの?」


「病院だ。その怪我診て貰わないとな」



彼はさっき付いた傷口へと視線を向ける。そう言えば刃物で切り付けられたんだっけ。すっかり忘れてた…。