「…立てるか?」
「…え、ええ…………あ、あれ?」
立とうと足に力を入れ様とするも全然力が入らず、腰が完全に抜けてしまったのか全く起き上がれない…。
足と手もまだガクガクと小さく震えていて、ギュッと握りこぶしを作りもう一度立とうと挑戦するも立てず…。
「世話の焼ける女だな…」
「だ、だって……」
慎矢さんは呆れた様にため息を付くと私をお姫様抱っこをして歩く。
「ごめんなさい……何から…何まで…」
「……気にすんな」
申し訳なさと、自分の不甲斐なさに恥ずかしくて顔を上げる事が出来なかった…。

